クリックされないボタンには理由がある!ユーザーが迷わないUI設計7つのコツ

クリックされないボタンには理由がある!ユーザーが迷わないUI設計7つのコツ

あなたのホームページ、なぜか「ボタンがクリックされない」と感じたことはありませんか?
せっかくデザインにこだわったのに、お問い合わせや購入につながらない。
その原因、多くは「UI(ユーザーインターフェース)」や「UX(ユーザー体験)」の設計に隠れています。

今あるページに少しだけ手を加えるだけで、見違えるように“伝わるサイト”へと変化するかもしれません。
まずは小さな気づきから、ユーザーに寄り添う設計を一緒に始めてみませんか?

① あなたのホームページがクリックされない理由

「デザインも整っているし、内容も悪くないはず…なのに、なぜかボタンがクリックされない」
そう感じている方は少なくありません。
WEBサイト制作において「クリックされない」ことは、単なるボタンの問題ではなく、「ユーザーが迷っている」「信頼できていない」「誘導が弱い」といったさまざまな要因が絡んでいます。

たとえば、あなたが街中で「どちらの店に入ろうか」と迷ったとき、看板のわかりやすさや雰囲気、価格帯の表示などで自然と選択肢を決めたことはありませんか?
WEBサイトも同じです。
ユーザーが「ここをクリックすればいい」と確信できなければ、次のアクションには進みません。

これは見た目の話だけではなく、ボタンの配置、文言、導線設計、余白、色彩など、複数の要素が関係します。
そして、初心者の方ほど「デザインがオシャレならOK」と考えがちですが、それだけでは成果は出にくいのです。

【あなたのホームページがクリックされない主な原因】

  • 見た目がきれいでも「何をすればいいか」が伝わっていない
  • ボタンの存在感が弱く、他の要素に埋もれてしまっている
  • 行動を促す言葉(例:「今すぐ相談」)が曖昧だったり、不安を与えている
  • ページ全体が情報過多で、ユーザーが迷子になってしまう
  • 目的(お問い合わせ?購入?予約?)が絞り込まれていない

つまり、クリックされないのは「ボタンが悪い」のではなく、「そのボタンに行き着くまでの体験」に課題がある場合が多いのです。

【行動指針】

  • ユーザーが最初に「どう行動したらいいか」明確に伝えることから始める
  • ボタンは“目立たせる”だけでなく“安心して押せる文脈”をつくること
  • ゴール(アクション)を1つに絞ることで、迷わせない設計にすること

② UI/UXの基本理解:デザインより「体験」が重要な理由

UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)は、似ているようで違います。
簡単に言えば、

  • UI:見た目、操作方法、ボタンの位置やデザイン
  • UX:ユーザーがサイト全体を通して感じる「使いやすさ・心地よさ・スムーズさ」

つまり、UIは「手段」であり、UXは「結果」です。

ボタンが押しにくい、導線が迷いやすい、ページが重くてイライラする。
これらはすべてUXを損なう要因です。
特に初心者の方が見落としがちなのが「動線の設計」。
たとえば、資料請求フォームが複数ページまたがっていたり、戻るボタンが効かない、確認ページが見づらいなど、細かい「不便」が積み重なると、ユーザーは離脱してしまいます。

どんなに見た目が美しいWEBサイトでも、ユーザーが「使いにくい」と感じれば、そこで目的達成(購入・お問い合わせ)は難しくなります。

【UI/UXの基本理解として重要なこと】

  • UIは見た目、UXは体験。両方のバランスが大切
  • UXは「ストレスをなくすこと」と「スムーズな流れ」をつくること
  • 目的ごとに導線を明確にし、ユーザーを迷わせないことが最優先
  • 見た目だけでなく、動作・速さ・分かりやすさがUX向上に直結する

【行動指針】

  • サイト制作時は“ユーザーの気持ちで”1ページずつ体験してみる
  • UIの調整だけでなく、UX(動線・心理的負担)の視点も常に意識する
  • 「ゴールに向かって迷わず進めるか?」を何度も確認する

③ ユーザーの視線と導線設計:F型・Z型の基本パターン

WEBサイトを見るとき、人の視線は一定のパターンを描きます。
これを理解せずに配置を決めてしまうと、「読んでほしい情報が見られない」「ボタンが気づかれない」といった事態が起きがちです。

代表的なのが「F型」と「Z型」。

  • F型:主に情報系のサイトで使われ、ユーザーは左上から順に読み、左側に重要情報を置くと効果的。
  • Z型:ランディングページや商品紹介に多く、視線が左上→右上→左下→右下の順に動く。

このパターンに沿って「視線の流れにボタンを置く」「目を引くキャッチを最初に配置する」といった工夫をすることで、自然とクリックされやすくなります。

たとえば、商品の説明を一番下に書いて「購入はこちら」ボタンを配置しても、多くのユーザーはそこまで読まないかもしれません。
視線の動線に合わせた設計が成果を大きく左右します。

【視線誘導の設計ポイント】

● ユーザーは左上→右→下へと視線を動かすF型/Z型パターンを意識する
● 重要な要素(見出し・ボタン・画像)は視線の流れに乗せると自然に伝わる
● 無駄な要素は省き、「見てほしい順」に情報を並べることが重要
● 視線の途中に“引っかかる要素”を入れることで次のアクションにつながる

【行動指針】

● ページ設計時は「視線の順番にそって配置されているか」をチェックする
● F型/Z型パターンのいずれが適しているか、目的に応じて選ぶとよい
● ユーザーの“読み進めやすさ”がクリック率を大きく左右することを意識する

⑦ ユーザーが「迷わない」ための導線の作り方

WEBサイトにおいて、最も重要な設計要素の一つが「導線(どうせん)」です。
これは、ユーザーを目的のアクション(購入・問い合わせ・予約など)に向かわせるための「道しるべ」とも言えます。

たとえば、訪問者が商品について知りたくてトップページを開いたときに、「どこをクリックすれば詳細が見れるのか」「問い合わせはどこからできるのか」が直感的にわからなければ、ユーザーはそこで離脱してしまいます。

導線は“見えないナビゲーションです。
無理に誘導するのではなく、自然と「こっちに進みたくなる」ような動き・配置・順序が重要になります。
まるで散歩道のように、迷わず、気持ちよく進める設計が理想です。

【導線設計のポイント】

● 1ページ内で「1つの目的」に絞ると、ユーザーが迷わない
● 上から下への流れの中に「必要な情報」と「次のステップ」を配置する
● CTA(行動喚起ボタン)は、途中・最後に1回ずつ設置するのが効果的
● ヘッダーやフッターのリンクも「使いやすさ」に直結する要素

【行動指針】

● ページごとに「ゴール」を設定し、それに向かう一本道を設計する
● 「次にどう動けばいいか」を明示し、ユーザーの思考負荷を下げる
● ユーザーテストを行い、実際に“迷わないか”を検証することも有効

⑧ スマホ最適化の重要性と落とし穴

今やWEB閲覧の70%以上がスマートフォンから行われているとも言われており、「スマホで見やすいかどうか」はUI/UX設計において欠かせない視点です。
PCで完璧に設計しても、スマホ表示でズレが生じていれば、それだけで信頼やクリック率が下がる可能性もあります。

特に初心者の方が見落としがちなのは、「文字サイズが小さい」「ボタン同士の距離が近い」「スクロールが長すぎて疲れる」など、スマホ特有の使用感です。
スマホユーザーはPCよりも“感覚的”に判断する傾向が強いため、「見た目」だけでなく「指の届きやすさ」「流れのテンポ」も重要になります。

【スマホ表示で気をつけるべき点】

● ボタンやリンクは、指1本でタップしやすい大きさと間隔にする
● スクロールが長くなりすぎないよう、セクションごとにメリハリを
● 文字は読みやすいサイズ(14px〜16px以上)を目安に
● 表や画像がはみ出していないか、各端末で表示確認を行う

【行動指針】

● 制作したら、必ず“スマホ実機”で操作感を確認する
● PC版との表示差異に注意し、必要ならモバイル専用デザインを用意する
● 「指先でストレスなく操作できるか」を体感でチェックする

⑨ まとめ:UI/UX設計は「誰かのために設計する」こと

ここまでの内容を通してお伝えしたかったのは、「UI/UX設計とは、ユーザーに寄り添い、迷わせず、安心して目的を達成してもらうための思いやり」だということです。

WEB制作というと、どうしても「見た目」「機能」「トレンド」に意識がいきがちですが、本当に大切なのは、
そのサイトを使う人が、気持ちよく使えるか?」という一点に尽きます。

あなたの想いやサービスが、必要としている誰かに届くために。
その“橋渡し”となるWEBサイトは、単なるツールではなく、ユーザーとの“対話の場”とも言えるのです。

最後に、今回の7つのコツを振り返りながら、ぜひ小さな一歩からはじめてみてください。

【ユーザーが迷わないUI設計 7つのコツまとめ】

● ボタンがクリックされないのは「デザインだけ」の問題ではない
● UI(見た目)よりUX(体験)に重きを置く
● 視線誘導のパターンを理解し、配置を工夫する
● 言葉の選び方ひとつで、クリック率は変わる
● 余白や配置の工夫が、信頼感を生む
● 色やフォントが与える印象を意識する
● 導線とスマホ最適化で「迷わない動き」を設計する

【行動指針】

● すべて完璧にしなくて大丈夫。まずは“伝わる導線”から整える
● 自分ではなく「相手の目線」で、ページを一度見直してみる
● UI/UXは一度つくって終わりではなく、改善を重ねて育てていくもの

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