温度と湿度が高すぎるとストレスが掛り生産性が下がる
四季のある日本での夏・冬の作業は、作業をする環境下にて生産性を約10%下げてしまうかもしれません。
この10%の低下を危惧するか放置するかはその方次第ですが、室内が暑い環境下での作業効率は約10%下がる報告がされています。
ハーバード大学の気候・健康・地球環境センターの共同ディレクター、ジョー・アレン氏は、「私たちの脳は温度異常の影響を受けやすいという証拠があります」と述べています。
npr Heat Making You Lethargic? Research Shows It Can Slow Your Brain, Too
そして気候が変化するにつれて、気温の急上昇と熱波がより頻繁に発生します。
生産性を落とさないためには
基本的に、室内の適温での作業スピードを100とするなら、気温が上がる(下がる)ほどに効率は100から99~98~97と下がっていきます。
室温が40度を超えると作業効率が落ちるのは当たり前
当然のことながら、あまりにも室内が熱いと頭の中が「もやもや」し集中力の低下につながることは、体感的に分かります。
適温を知ること
では、人間が適温と感じるのは何度なんのでしょう?
人間が適温と感じるのは個人差はありますが22度~25度くらいがちょうどよい(±3度)とされています。
この適温の環境下での作業で生産性をキープできます。
アメリカ「npr」での適温は22度とされています。
湿度はストレスに直結?
気温と湿度は切っても切り離せない関係です。
適温環境下でも湿度が80%とジメジメしている中での環境下では、ストレスを感じてしまいます。
これを、「不快指数(ふかいしすう)」と呼び、計算で表すことが出来ます。
日本人はこの「不快指数」の数値が77を超えると不快感を感じストレスになる可能性があります。
計算方法
不快指数の計算方法は、
0.81 × 気温 + 湿度 × (0.99 × 気温 -14.3)+46.3 = 不快指数
となり、例えば気温27度で雨の日で湿度80%なら
0.81 × 27 + 80 × (0.99 × 気温 -14.3)+46.3 = 78.11
となり、不快に感じます。
湿度が不快に感じない%は約45%~65%と言われており、この間を加湿器及び除湿器でコントロールすることでストレスの低減に努めることが出来ます。
不快指数自動計算サイト : 自動計算
まとめ
室内での作業を行うにあたっての適温と快適な湿度は、
温度 : 22度~25度
室温 : 45%~65%
一つの目安・参考として頂ければ幸いです。